ほんとうれしい
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患者さんで、今の仕事が原因で、
メンタル的に限界がきてしまって休職している方がいます。
話を聞いていると、どう考えてもご本人のために今の職場で頑張る必要はないかなって思ってました。
自分ならとっとと辞めてしまうけど、言葉悪いけど、バカがつくほどこの患者さん優しいんです。
不定愁訴が出ていても仕事は休まなかったし、自分のことより周りのスタッフのことを考える。
自分が犠牲になっても、って大袈裟かもしれないけど、そんな感じでした。
だから、辞めますという一言もいえず、ずっとなんとかやって来てました。
けど、自分からしたらまだ若いし、今日はどこどこの病院に、来週はまたどこどこの病院と
これからのことを考えても身体的にもヤバすぎると思ってました。
だから、来院するたびに、一個人の話として、もういいんじゃない? っていつも言ってました。
ご本人がどれだけ辛いとか、正直そこまで寄り添うことはできないし、
ご本人の辛さがどれだけなのかも、自分が理解できるかと言われたら、正直わかりません。
ただ、理解できるの身体の不調がそれだけあちこちにあるということ。
そんな患者さんが今日ふと立ち寄ってくれました。
そして仕事を辞めたことをわざわざ報告してくれたんです。
めちゃ嬉しかったです。
ご本人にも聞いたら、なんか一気に楽になったと、そして顔つきも変わってました。
一歩踏み出せて、とにかく、良かったです。良かった。
そしてまた来ます―、と言って帰っていきました。
少しは役にたてたのかなって、まあ勝手に思ってます。