違う目線で
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読売新聞の記事で、5歳児検診普及に乗り出すと書いてありました。
このポイントは発達障害の可能性の見極めだそうです。
小児科医の先生、児童精神科医の先生方など
現場に携わる先生方の危機感、重要性などでこんな声が上がったのでしょう。
そして園とか幼児と直接関わりのある仕事に就いている方たちの
ご苦労もあると思います。
現場の方がよーく理解されていると思います。
少し施術家目線で話させてもらうと、
個人的に、そもそも発達障害の基準てなんですか?
大人でも、順番を待つことができない、
大声で文句を言う、信号無視するetc.
そしたら、ほとんどの方が、発達障害じゃないですか?
では、この検診で、仮に発達障害の恐れがありますと言われたら、
薬を処方されるのでしょうか?
心理カウンセラーなど、子供の話を聞いてあげて治療するのならいいですが、
もし薬を処方するとなると、まだ成長過程の子供に、
飲ませるというのはこれからのことを思うとリスクが逆にあるように思います。
例えば、この子は野菜が嫌いで食べないから
食べさせようとすると、すごい怒鳴るから発達障害なのか?
これなんか生理学上、子供の時に野菜を嫌うのが当たり前なんだそうです。
もちろん好きな子はいます。
ある現場のドクターが言ってました。その本を読んで納得です。
だから、そこで親が怒る必要もないし、それが当たり前と思えば良いと
書いてあります。
そして、野菜を食べないから健康に害があるのか?
これも関係ないと書いてありました。
だから、まず人と比べるから、こういう問題がでてくるし、
これができない、あれができないからという考え方も、ある意味間違っているのかもだし、
こういう制度ができると、これが判断基準になり、
これに適合してしまうと、
親御さんがこの子は発達障害なのかと、
思い込むことがよろしくないと思ってしまいます。
評価の基準というのはあったほうが良いでしょうが、
とにかく、何をもっての発達障害かの線引きがとても難しい問題だと思います。
そして、子供だけの問題でもないからです。
いろんな方面からみればみるほど、
正解があってないようなものたと思います。
今後、どうなるんでしょうか?
始めに書きましたが、
そもそも子供がというより、
大人の問題のような気がします。