笑えない話
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今回は、同じ内容をコラムにもアップしておきます。
友人が、定期的に身体のメンテナンスのために来院しています。
が、ここのところ全く来れてなかったので、どうしたのかなと。
コロナの関係で仕事が忙しいのか、以前来たときにお母さんの話をされてたので、そちらでなんかあったのかと、
そんな中、久しぶりに来院。
来れなかった理由を聞いたら、お母さんが大変だったという話でした。
どういう状況だったかというと、時系列がバラバラになってしまいますが、
まず、総入れ歯になったこと、そして白内障手術をしたということです。
それら自体は、何が問題でもあるの?と思いますが、友人の場合は、とんでもなかったんです。
総入れ歯にした方の話を聞くと、何人かの方は、骨格がすこし変わったなんて話をききます。
差し歯でも、詰め物でも、ほんの1mmにもみたない違いでも、違和感を感じたりするときがあります。
友人のお母さんの場合も、自分の歯から比べると、違和感がすごくあったらしいです。
そして、これはみなさん覚えておいてほしいのが、
総入れ歯になると、味覚に変化がでます。
みなさんよく言うのが、ごはんがまずくなったといいます。
人によっては、食事の楽しみが減ったという言い方をします。
自分は仕事上、こんな話を聞けるので準備ができているというのも変ですが、
お母さんの場合は、もしかしたら、こういったことを知らなかったのかもしれません。
入れ歯自体の違和感、そして味覚まで変化がでてしまったことに、
ご本人からしたストレスだったと思います。
そして、白内障手術をしたら、当たり前ですが、自分の顔がよく見えるようになるわけです。
これもみなさんよく言うのが、良く見えるようになって、
シワやシミが想像以上にあることにがっかりすると言います。
そうなんです。お母さんの場合は、入れ歯にしたことで、骨格まで変わって自分の顔が、
想像以上の変化だったんでしょう。
今度はストレスというより、相当なショックだったんでしょう。
そして話はここで終わりではないんです。
それがきっかけで、お母さんが統合失調症にまでなってしまったんです。
ここまでの話は、過去に聞いたことがありませんでした。
全てにおいて、やる気がなくなり、しまいには自殺願望まで、でてきてしまったと友人が言ってました。
そこからは、病院、病院だったといってました。
もちろん、1人では行けないので、友人は必ず付き添いです。
たまたま、心療内科で、ご本人に合う薬があったんでしょう。
今では、随分、回復したと言ってました。
酷いとき、友人は、毎日仕事から帰ってきて、お母さんの顔をみて、やっとほっとできる日々だったと言ってました。
これは同居している方しか、理解できないかもしれません。
夜寝ていたって、熟睡はできないです。 ちょっとした物音がするだけで、もしかしてと、ビクッとしますからね。
そんな中でも、仕事には行かないといけないわけですからね。
そうなれぱどうなるか?
もちろん、友人の身体も、かなりかなり辛そうな身体になってました。
ただ本人は、そこまで自分の身体がどうなっているのかはわからなかったと思います。
とにかく、気が張ってますからね。
ただ、不定愁訴はでてきます。
今回は、稀な話になるとは思いますが、まず言えることは、
若いうちから歯は大事にしてくださいということです。
若いときは、たかが歯だと思うけど、みなさんが思っている以上に大事なことなんです。
そして年とともに歯というのはとても大事なパーツになります。
まずは、歯周病にならないように、また入れ歯にならないように、気をつけてください。
みさなん病気を気にしますが、実は病気よりも、こういった当たり前のことを疎かにすることが
結果、病気に繋がってしまうわけです。
そして、大変な時は、とくに自分の身体は二の次になってしまいがちです。
そんな中でも、少しでも時間をつくって、自分の身体のメンテナンスを心掛けてください。
本人がここで、病んでしまったら、負の連鎖になります。
ですから、1人でなんでも抱えるのはだめですからね。
ということで、いろいろ大事なことを書いてきましたが、
やはり、早めの対応、そして焦ってはだめですからね。
本当に、本当に、良くなって良かったです。