まだまだ食の話
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今日も、患者さんの身内の話。
親御さんが施設に行ってるいる方です。
食の話をしたら、家族の方(患者さん)が、「そういえば、うちの親が、この間変な事を言ってたんですよ」と。
何ですか? ときいたら、
夜に「昼は何を食べたの?」ときいたら、「覚えていない」と返ってきたそうです。
で、違う日に「昼は何を食べたの?」と聞いたら、はっきり答えたというのです。
ここで何が違うかというと、施設で昼を食べた日と、家で昼を食べた日の違いなんです。
施設ではどんなものを食べたかというと、お弁当だと言っていました。
(全施設がお弁当ではありませんので誤解のないように)
お弁当も、日替わりですから、和洋でてくるそうです。
そんなんで、なんで覚えていないか?
見た目も、味も全く違う訳じゃあないですか、それなのに覚えていない。
考えられることは、最終的に口の中に残る感じが、和洋だろうと同じだということではないかと。
もちろん、その親御さんの日々の記憶力で差があるとは思いますが、
それでも、
1から調理したものと、保存料なとが入った弁当、また出来立てと、冷たいお弁当では
やはり違うと思います。
今回、どんなお弁当かはわからないけど、本人の感覚の結果、こういう答えが出てくるというのは、
正直、聞いた自分が驚きました。
味を整えるために使われるものによって、後味、さらにはもしかしたら記憶力という部分にまで
影響を及ぼすのかもしれません。
もっと極端にいえば、痴呆の原因は、食生活にめちゃ関係があるのではと思ってしまいました。
信じるか信じないかはあなた次第です。