ちょっと待って
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70代の女性で、家業の手伝いで事務の仕事をされています。
初診時は、猫を抱いたときに腰を痛めてしまい、動くのも辛いという感じで来院されました。
前屈、後屈しても痛い、夜仰向けに寝ていられないということでした。
昨日で3回目です。
前屈、後屈もほぼ良くなり、仰向けで寝るのも大丈夫になったと言ってましたが、
1つ、今度は事務仕事をして、座っていると30分過ぎぐらいから辛くなってくると言ってました。
ここで、こちら側から、とても大事なことを1つだけ言わせて頂きました。
身体が痛くなる、辛くなる理由は、同じ姿勢を長時間とることですと。
ですから、それなりの姿勢でそれなりの時間になると辛くなるのは逆に良いことですと。
ご本人が思っている以上に、動くということは、体液、酸素など循環することが、すごく大事なことですよ。
と説明させてもらいました。
仕事に支障があるかもしれませんが、身体にとってはこれが一番よいことなんで
辛くなったら、少しでも良いから動くようにしてくださいと。
はじめて来院されたときに、身体全体を診せてもらいますが、腰以外にも、首から肩まで
これで辛くないですか?
と聞いたら、今まで感じたことが無いと言ってました。
こちらからすれば、これで辛くないかなあというぐらいでした。
たまにこういう方がいます。
自分の身体に気付かない。正直一番こわいです。
どこでどういう病気がでるかもしれませんからね。
そういう方は、すごく優しくて、我慢強い方だと思います。
とにかく、自分よりという考えですからね。
辛いのわかっていても、自分は二の次と考えてしまうというか。
ほんと労ってほしいものです。
ということで、何が身体にとって良いことか、また何が良くないかということを
まだまだ、しっかり話をするというのが大事だということを痛感させられました。