ガイドライン
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腰痛で整形で診断したら脊柱管狭窄症と言われたなんて方が
年をとるほど多いのではと思います。
そこでちょっと書いておきます。
腰部脊柱管狭窄症の診断基準ガイドライン2021年です。
以下の4項目すべて満たす場合に脊柱管狭窄症と診断する
1. 臀部から下肢の疼痛やしびれを有する
2. 臀部から下肢の症状は、立位や歩行の持続によって出現あるいは憎悪し、
前屈で座位保持で痛みが軽減する
3. 腰痛の有無は問わない。
4. 臨床所見を説明できるMRIなどの画像で変性狭窄所見が存在する。
さてここで大事なのが、3番です。
腰痛があってもなくても、ということです。
患者さんでも腰が痛いのはなんでもかんでも、脊柱管狭窄症だからと、決めつけている方がいます。
説明しても、なかなか理解はされません。
ガイドラインでもはっきり書かれている、腰痛があるないは関係ないと。
また昔、脊柱管狭窄症と言われたから、今現在の腰痛もこれと決めつけないでくださいね。
治療する側は、下肢の痛みと腰痛は別の理由で考えないといけないと言うわけです。