興味ある記事
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マーガリンは体によくない→ではなぜ日本で売られている?
こんな題名の、
ダイヤモンドオンラインの興味ある記事がありました。
パンにマーガリンを塗って食べる習慣がある人も多いでしょう。
しかし、実はトランス脂肪酸を多く含むマーガリンは
現在アメリカでは「販売禁止」になっています。
マーガリンに含まれる「トランス脂肪酸」が
体に悪影響を及ぼしているというエビデンスがあるためです。
このトランス脂肪酸とは、
クッキーやドーナツを作るときの材料になるショートニング、
そしてファーストフードなどにも含まれています。
マーガリンは高価なバターの代替品として「人造バター」という名称で販売されました。
植物油から作られるので、動物性脂肪から作られるバターよりも
「健康によさそう」というイメージでどんどん普及していきましたが、
研究ではまったく逆の結果が出てしまいました。
日本ではどうでしょうか。
禁止はおろかトランス脂肪酸の含有量の表示も義務付けられていません。
厚生労働省の主張は次のとおりです。
「1日の摂取エネルギーの中で1%以上摂取すると
健康上の影響が出現するといわれているトランス脂肪酸に対して、
日本人の平均摂取量は0.3%程度。健康上問題はない」
言い換えると「海外と違って日本人は普段から大してトランス脂肪酸を摂取していないから、
規制しなくてもいいでしょう」ということでしょう。
ちなみにトランス脂肪酸を多くとることによって、
トランス脂肪酸を摂取することでLDL(悪玉)コレステロールが増加し、
HDL(善玉)コレステロールが低下したというデータがあります。
LDLの増加も、
HDLの減少もどちらも心筋梗塞や脳梗塞につながる
「動脈硬化」を進行させますので、相乗効果で体に害を及ぼします。
また1日に摂取するエネルギーのうち2%をトランス脂肪酸として摂取することで、
心筋梗塞などの心臓病に羅漢するリスクが16%も上昇したというデータもあります。
他にも「糖尿病になりやすくなった」「認知症になりやすくなった」
といった研究も存在し、
「トランス脂肪酸はさまざまな意味で体に悪い」と決着がついています。
なので、この記事の結論としては、
食している平均値が低かったとしても、
特に身体に気をつけている方は、
食べ過ぎないように対策は確実にしてくださいということです。