杖ってどうなの?
いきなりですが、年をとってくると、人によってなんで杖を使うのか?
体力の衰えであったり、使うことにより患部の痛みを軽減させたい、
または術後のリハビリなどで使わざるおえない、などなどの理由だと思いますが、
そんなときに、
そもそも、杖を使うってどうなんだろうか? (良いことなんだろうか) と思ったことはありますか?
結論から先に。
杖を使うことで、歩くのも少しは楽になると思いますが、
長い目でみると、個人的にはおススメしないです。
理由は、2人のイラストをみてくださいね。
右手に杖を持ってる人。そして真ん中に杖を持っている人
実際、歩くにしても、真ん中に杖をつく方は、ほとんどいないですよね。
杖をどちらかの手に持って、つくとおもいます。
何がおススメしないかというと、重心の問題です。
後は、使用中にケガ (転倒) をすることもあります。
人間の重心って、真ん中に杖を持っているイラストのように、足と足の真ん中に重心がくると思います。
杖をどちらかに持つことによって、真ん中にある重心が
杖を持つ側(右か左)かで、重心はどちらかに偏ってしまいます。
その重心位置がずれるというのが、おススメしない理由ということです。
ケガで杖をその時だけ使うというのなら、
そこまで気にすることはないと思いますが、
何年も使うとなると、重心位置が偏ることにより、
腰、膝などの各部に余計に負担がかかってしまうと思います。
そんな理由で私の所は患者さんに杖はできるだけ使わないように説明はします。
そのためには、身体の使い方の説明したり、話だけではみなさんしっくりこないから、
体験してもらったりと。
なにかどうしても使いたいというのなら、杖の代わりにまだカートの方が良いかな。
これを読んでなるほどと思ってくれたら、幸いです。
杖は便利だと思いますが、まずは、杖に頼らない生活を心がけてみる。
人間、寿命の長さが重要でなく、
健康寿命を延ばすことが大切だと思います。
自分の足でしっかり歩けるって幸せですよね。