起立性調節障害
起立性調節障害という言葉を聞いたことがありますか?
言葉からなんとなく、想像できるのは立った時にふらふらするみたいな感じかなと。
ん、てことは、貧血とかと同じかと思うでしょうが、ちょっと違います。
もっとわかりやすい言葉でいうなら、子供が朝起きて、学校にいけないなど、
はたからみれば、さぼり病というような症状のことを、今は起立性調節障害という名で言われています。
要は、起立性調節障害は怠け癖ではなく,自分の意思ではコントロールすることができない体の病気です。
概要
小学生から高校生など思春期の子供に多く、不登校につながることも自分の意思ではどうにもならない病気です。
食欲不振や顔面蒼白、倦怠感、頭痛などの症状が表れることもあります。
なお、別名はOD(Orthostatic Dysregulation)といいます。
原因
自律神経の機能が低下し、循環器系の調節がうまくいかなくなることが原因です。
人は立ち上がるときに自律神経の一種である交感神経が働き、
重力によって血液がたまってしまう下半身の血管を収縮させ、心臓へ戻る血液量を増やし、血圧を維持しています。
この交感神経の働きがないと、心臓へ戻る血液量が減少し、血圧が低下・脳血流が低下し、
めまいや動悸、失神などの症状が引き起こされます。
自律神経の機能が低下する要因としては、
体の発育による自律神経の乱れや水分の摂取不足、運動不足、精神的なストレスなどが挙げられます。
起立性調節障害に悩む患者の約半数に遺伝傾向があることもわかっています。
というようなことを、病院の先生が述べられている内容です。
自院でも何人か診てきましたが、自分の見立ては、こんな感じです。
1. スマホの弊害。
2. 学校での人間関係。
3. 親が原因。
これらの原因があり、上記に書いてある自律神経、体液などの循環が悪くなるという
結果ではないかと思います。
病院ではこんなことは、言わないと思いますが、自分の現場では以上のことが挙げられます。
1.2の理由はだいたい想像がつくと思いますが、3の原因は、親御さんからしたらそんな馬鹿なと思うでしょう。
けど、自分からみたら、これが1番の理由と言ってもいいぐらいのときがあります。
スマホは単純に睡眠不足をつくるのと、質の良い睡眠が取れないこと、
それによって、免疫から、体力の回復などなど機能低下が見られてくるからです。
またスマホ(SNS)は、学校での人間関係という部分でも絡んでくることもあるからです。
今日はここまでにします。
また次回、3の理由と現場の話を書いていきます。
自律神経、身体の循環などはこちらでも