何もしていないんだけど。
久しぶりの患者さんから、よく言われる言葉。
「特に何もしていないんだけど」
ぶつけたとか、転んだとか、そういう理由なら、ご自身でもわかるでしょうが、
普通に生活している分だと、わかりにくいということが多いと思います。
ただ、肩痛、背部痛、腰痛、胃のムカムカ、睡眠不足、アレルギーがでてきた、などなど症状はある。
普通に過ごしていると、まあそんな身体の調子も悪くないかと思われがちですが、
これはちょっと違います。
これは自分もそんなことがありますが、ある意味錯覚です。
調子よいと思っていても、診てみると逆の場合もあります。
ただ、症状が今は出ていないだけ。
または、疲れがたまりすぎて、症状を感じないかです。
何もしていないのにと思っているのに、なぜ症状がでてくるのか?
それは外的要因が身体にかかってくるからです。
1. 外気温の著しい温度差。
2. いろいろなストレス
3. いろいろなウイルス などです。
毎日過ごしていれば、1日の中で10度以上の温度差があっても、何も感じないと思います。
しかし、身体にとっては、この温度差はご自身が思っている以上に身体に負担をかけます。
そしていろいろなストレスは、生きていればいろいろなストレスにさらされるわけです。
今は出かけたいと思っても、我慢している、
それは、変異株など、いろいろなウイルスが存在しているから、とか。
ウイルスも年々わけのわからないものが出てくるんですから、勘弁してもらいたいものです。
ですから、何もしていない、毎日普通に生活していると思っていても、
ご自身がどうのではなく、外から勝手に、身体に負担をかけてきているわけです。
このコラムでも、メンテナンスという言葉をよく書きますが、
やっぱり定期的なメンテナンスは必要になってしまいます。
また時代とともに、身体への負担は確実に大きくなっています。
これもアナログな時代から、デジタルな時代に変貌していることも挙げられるわけです。
特に、スマホ、ネットなど頻繁に見ている方は、目に入ってくる情報量が半端ない。
その影響で、寝ていても頭は休んでない状態。
そうなれば、自律神経は必然的に弱っていきます。
なんとか、当たり前に生活していますが、定期的なメンテナンスは、大事だということはご理解してほしいところです。
知らず、知らずに身体に負担がかかっているからこそです。
自分のためでもあり、家族のためでもあります。