腹筋
よく患者さんから、こんな質問をされます。
腹筋を鍛えればいいんですか?
腹筋を鍛えれば、腰痛がなくなるんですか?
極端にいえば、腹筋を鍛えたところで腰痛はなくなりません。
これも0か100かという話ではないので、どうしてもこういう言い方になってしまいます。
理由は以下のことになります。
まず、女性であれば、腹筋が全く(ほぼ)できないのであれば、あった方が良いです。
それは、腰痛というより、便秘症、冷え性などに関係があるからです。
最近は、you tubeなどでも、パキバキの腹筋を作ってみたとかというのがあると思いますが、
これも、大事なことがあります。
確かに、腹筋が割れていたら、男女問わず、すごいー、憧れるー、キレイ、かっこいいなんて思うでしょう。
自分だって、たるんでるお腹であれば、パキバキなお腹に越したことはないです。
そして、何カ月も努力されて作れることなので、本当に素晴らしいことだと思います。
ただ、パキバキのお腹を作るのに、単純に腹筋だけをやるのは、
身体にとっては良いとは言えないでしょう。
世の中なんでも、バランスというものがあります。表と裏、陰と陽、光と影、などなど。
このバランスがあるからこそ、世の中がある意味成り立っていると思います。
身体にとっても、お腹があれば背中があるわけです。
ですから、パキバキのお腹をどうしても作りたいのであれば、背中側のトレーニングも必須になるわけです。
だから、腹筋ばかりを鍛えたとしても、
かえってバランスが悪くなり腰痛が良くならないということもあります。
結論として、ほぼ腹筋が無いのであればあった方がよい。
腹筋だけに、こだわりすぎると良くないということです。
今日はここまでです。
まだ続きがありますので、お楽しみに。